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泌尿器科

泌尿器科の特徴

 泌尿器科では、尿路(腎、尿管、膀胱、尿道)、男性生殖器(前立腺、精巣)、副腎の病気を扱っています。高齢化社会をむかえ、男女を問わず排尿の問題や、泌尿器科領域のがんが増加しています。
 泌尿器科では、これらの臓器の病気を診断し、薬物や手術によって治療を行っています。また、腎不全に対する血液透析の導入・維持管理を内科医師と連携して行っています。シャント造設術・再建術、シャントPTAなども実施しています。

最近のトピック

経尿道的動的水蒸気治療(WAVE)を本格導入しました

 当科では、2025年7月より、前立腺肥大症の新しい低侵襲治療として、経尿道的水蒸気治療(WAVE:Water Vapor Energy Therapy)を本格導入しました。
WAVEは水蒸気を前立腺に注入し組織を縮小させる治療法で、手術時間が5-10分程度と短く、入院期間が2-3日と体への負担が少ないのが特徴です。従来手術と比べて入院期間の短縮や早期の社会復帰も期待できます。これにより、薬物療法や従来手術に加え、患者さんの状態に応じた多様な治療選択肢を提供できるようになりました。

対象疾患と治療方法

前立腺肥大症

 高齢男性に多くみられ、主な症状は排尿困難や頻尿です。放置すると排尿回数の増加や尿意切迫などが起こります。症状に応じて薬物療法や経尿道的手術を行っています。
新しい治療法としては、当科で本格導入したWAVE(詳細は「最近のトピック」参照)も選択肢の一つとなります。

過活動膀胱

 急に尿意が起こり、漏れそうになることが主な症状です。男女問わず年齢とともに多くみられるようになります。薬物治療が中心で、症状や全身状態に合わせて薬を選択します。

尿路結石症

 尿管結石症は、急激な腰や背中、お腹の痛みで発症し、救急受診されることも多い病気です。痛みに対しては薬物治療を行います。小さな結石の場合は自然に排石が期待できますが、結石の大きさや位置によっては積極的な治療が必要な場合もあります。この場合、体外衝撃波結石破砕術(ESWL)や経尿道的結石除去術などを行います。

尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎、男性生殖器の感染症)

 排尿痛や頻尿、排尿困難などが主な症状で、高熱を伴うこともあります。尿路結石症や神経因性膀胱、前立腺肥大症を合併している場合は重症化することがあります。腹部超音波検査などの画像検査を行い、迅速かつ正確な診断と治療を心がけています。

泌尿器癌(腎癌、腎盂尿管癌、膀胱癌、前立腺癌、精巣癌)

 がんの種類によって症状はさまざまですが、腎癌や前立腺癌はほとんど無症状、腎盂尿管癌や膀胱癌は血尿、精巣癌は陰嚢部の腫脹が主な症状です。近年では腎癌や前立腺癌が健診で無症状のうちに見つかることも増えています。PSA(前立腺特異抗原)高値で前立腺癌が疑われる方には、1泊2日の前立腺針生検を行います。超音波検査、内視鏡検査(膀胱鏡)、CT検査などを行い、進行度を診断したうえで、それぞれに応じた治療(手術・薬物治療)を行っています。滋賀医大泌尿器科とも連携し、腎癌や腎盂尿管癌の腹腔鏡手術にも対応しています。

泌尿器科外来を受診される方へ

診察前に検尿がありますので、排尿ができる状態でご来院いただくよう、ご協力の程どうぞよろしくお願いします。

Dr.紹介

曽我弘樹

【出身校】
滋賀医科大学
【略歴】
1998年3月 豊郷病院
【役職】
病院長特別補佐
副院長
診療部長
血液浄化センター長
泌尿器科部長
【認定医・専門医】
日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医

前田 航規

【出身校】
滋賀医科大学
【役職】
泌尿器科部長
健診センター長
健康推進室長
【認定医・専門医】
日本泌尿器科学会 泌尿器科専門医・指導医
日本泌尿器内視鏡・ロボティクス学会 泌尿器腹腔鏡技術認定医
日本泌尿器内視鏡学会 泌尿器ロボット支援手術プロクター
日本癌治療学会 がん治療認定医
日本医師会 認定産業医
日本産業保健法学会 産業保健法務主任者(メンタルヘルス法務主任者)
東京商工会議所 健康経営アドバイザー
日本ハラスメントカウンセラー協会 ハラスメントアドバイザー
アンガーマネジメントジャパン AMJ実践リーダー

田中 翔

【出身大学】
獨協医科大学
【役職】
泌尿器科医長