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小児科

 小児科では風邪・気管支炎・肺炎・腸炎などの感染症や気管支喘息・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎・食物アレルギーなどのアレルギー疾患、低身長や肥満・思春期が早く来てしまった・思春期が来るのが遅いなどの内分泌代謝疾患を主に診ています。
 また予防接種にも力を入れており、風邪のお子さんと一緒にならないように予防接種外来を設けているほか、御都合が合わない方には午前の一般外来でも対応しております。予防接種は準備の都合上、原則として予約制としております。
 小児科の対象となる患者さんは主に赤ちゃんから中学生までのお子さんですが、慢性の病気や発育発達に関する病気では高校生以降の患者さんも診ています。子育てにしんぱいや不安はつきものです。初めてのお子さんであればなおさらです。赤ちゃんのうちは便秘、肌荒れ、成長の具合、発達の早い遅い、離乳食の進み具合、なども心配事の一つでしょう。大きくなれば学校のことなど他の悩みに遭遇することもあります。中学生くらいで朝起きられなくて学校に行けないなどというとき、起立性調節障害という病気もわりとよくみられます。何かおかしい、何か不安、と思ったらぜひ気軽に相談に来てください。病気がみつかるかもしれませんし、心配のいらない事かもしれません。まずちょっと相談してみようと思ってもらえる外来でありたいと思います。


(※)は女性医師です。

感染症

 発熱や咳、嘔吐など感染症に伴う症状は本人にとっても親御さんにとっても心配なものです。抗生物質の適正使用など適切な治療を心がけるだけでなく、どのような点に注意すべきかなどのアドバイスにも重点をおき、心配を軽減することも目標としています。

アレルギー疾患

 気管支喘息の治療は小児アレルギー学会などが中心となって年々改善されています。最近、特に重視されているのは「発作を起こさせない」ということです。発作を繰り返すことで将来的な症状の悪化・固定化につながる危険性がわかってきたためです。このため当院でも、「発作が起こったら治す」ではなく、「発作を起こさせない」ことを目標に、定期吸入や定期内服で治療を行っています。また食物アレルギーの診断を行い、成長して食物が食べられるかを判断するために外来でできる範囲で症状の軽い方の食物負荷試験も行っています。

内分泌代謝疾患

 身長が低い方の中には成長ホルモン補充療法などの治療が可能な方がいます。また低身長以外に問題がないかという評価も必要です。一方、肥満も病的なものでないのかといった評価が必要ですし、治療を必要とする方がいます。小児期の肥満はメタボリックシンドローム・生活習慣病・二次性糖尿病などにも関連してきます。脂肪肝から肝硬変を起こすこともあります。思春期が早く来てしまうと最初は身長もよく伸びますが、その分早く止まってしまうため最終的には低身長となることがあります。成人期にさまざまな病気を引き起こさないために今のうちから肥満を解消せねばなりません。

予防接種

 予防接種では自然に感染するよりも安全に免疫をつけることができるため、当院では積極的に予防接種を行っています。予防接種は感染の予防だけでなく、集団生活を始める前に済ませておくと急に長期間休む心配が減らせます。
 定期予防接種(受けるべきとされている予防接種)としてはヒブワクチン・肺炎球菌ワクチン、四種混合、麻疹風疹(MR)、日本脳炎、水痘、BCG、二種混合、B型肝炎、ロタウィルスワクチンを行っております。これら以外にも有料となりますが任意の予防接種としてインフルエンザ(小児では稀に脳症などの合併症を起こすことがあります、毎年の接種が必要です)、おたふくかぜ(400~15000人に1人くらいの割合で回復が難しい難聴を起こします、また髄膜炎などの合併症も起こしやすく、入院が必要なこともあります)、などが可能です。

 現在日本では定期接種ワクチン(行政が関与する予防接種)としては四種混合(2期は二種混合)、BCG、ポリオ、麻疹風疹(MR)、日本脳炎、ヒブ、肺炎球菌、子宮頚癌、水痘があり、B型肝炎、ロタウィルス、任意接種ワクチンとしては、おたふくかぜ、インフルエンザなどがあります。任意接種ワクチンは行政が関与せず、打つのは個人の判断に任せられていますが、効果や必要性が少ないわけでなく、そのほとんどは他の国では常識的なワクチンとなっています。保育園などの集団生活において、予防できる病気を人からもらうのも人にうつすのも後遺症など残すと後悔してもしきれません。子供自身のためにも他の子のためにもできるだけ早く、できるだけ多くの予防接種を受けていきましょう。 近年日本で接種可能なワクチンが急に増えたため、ワクチンのスケジュールのたてかたがわかりづらくなっています。 同時接種など、予防接種のスケジュールに関しては外来で相談することができます。生後2カ月になったらすぐに開始できるよう一度ご相談いただけたらと思います。
 予防接種についての詳細は外来での掲示もしくは下記の小児科お知らせブログをご覧ください。

小児科よりのお知らせ