お薬相談室

 医師の適正な処方に従って正確に調剤されたくすりを、皆様が指示通り使用しなければ、正しい治療効果が期待できないばかりか、副作用の原因になる場合もあります。皆様がご自分の病気や治療法について、正しい認識と自覚をもっていただき、よりよい治療を受けていただきたいと思っています。

外来通院中の皆様へ

お薬相談室を設けています。
お薬相談室では、皆様方の薬に対する疑問、質問等のご相談にお答えしています。当院からの薬だけでなく、他院からの薬でも結構です。お気軽におたずねください。また、相談は電話でもお受けいたします。

【電話でのお薬相談受付】
電話:0749-35-5224
平日:8時30分~16時30分 (土曜日・日曜日・祝日はおこなっておりません。

 当院では、院外処方箋を発行しております。院外処方箋の薬の受け渡しは院外の保険調剤薬局で行なっており、薬に関する説明も、各保険調剤薬局の薬剤師の方が行っていますが、もし薬の説明を当院でご希望の方はお気軽におたずねください。

入院中の皆様へ

 当院は、入院中の皆様に対して服薬指導をさせていただいています。当院の薬剤師は、主治医の指示のもとで、投薬をうけている入院中の皆様一人一人の過去の投薬および副作用の発現状況などを直接お聞きし、当院および他の医療機関における投薬に関する事項をできる限り把握するように努めております。そのうえで、薬の飲み合わせに関するチェックを行い、薬の効能、効果、服用方法、 心配な副作用等について、病室等へ出向いて 説明させていただいております。薬剤師がお部屋に伺いましたら、薬に関する疑問などご遠慮なく何でもおたずねください。

保険調剤薬局や他の医療機関でもらわれた「お薬説明書」や「おくすり手帳」は、皆様が入院される時の大切な情報源となります。必ずご持参ください。

ご存知のように、くすりの世界も毎日のように著しく進歩しており、医療の進歩とともに、くすりによって病気が治り、健康な毎日を過ごせるようになってきました。そのためにも、薬を正しく使用する必要があります。

処方された薬や市販薬を、なんとなく飲んでいるという人も多いのではないでしょうか。
薬には、それぞれ作用、効果に特徴があります。ですから、服用方法をきちんと守らないと、薬の効果が失われたり、副作用が現れやすくなることもあります。
薬を効果的に、そして安全に用いるためにも、自分の飲んでいる薬についての情報を、きちんと知っておくようにしましょう。

「ゲット・ジ・アンサーズ」

薬について何を質問すべきかを知っていなければなりませんし、医師や薬剤師からの説明を理解するために、最低限の知識を持っていなければなりません。
自分の飲む薬の効果(主作用)と危険(副作用)を知り、納得したうえで薬を飲んでください。
そのために、日本薬剤師会では、「ゲット・ジ・アンサーズ」という活動をおこなっています。
これは「答をもらおう」という意味の英語(Get the Answers)で、1983年頃にアメリカで始まった「薬のことをもっと質問して答をもらおう」という市民運動のキャッチフレーズでもあります。

薬を飲むときに知っていなければならない基礎知識を、薬を受け取るときに、薬剤師に聞こうという運動です。 それは、つぎの5項目です。覚えておきましょう。

1.自分の飲んでいる薬の名前は?

あなたは、はじめて診てもらう医師から「いまどんな薬を飲んでいますか?」と質問されたとき、答えられますか?
自分が飲んでいる薬の名前を知らない人が、案外多いものです。
同じ病気の治療薬でも、人によって使う薬が違いますので、皆様自身が薬の名前を知っておくことが大切です。
いくつかの薬を飲んでいる場合には、忘れないようにきちんとメモをしておくことも大切です。

  • 以前に薬を飲んで副作用が生じた人は、必ず医師や薬剤師に伝えてください。

2.この薬を飲むと、どのような効果があるの?

「どのような効果があるのか」また「飲まなかった場合はどうなるのか」を理解しておきましょう。
薬の効果を理解していないと、勝手に薬をやめたり、量を減らしてしまったりすることがあります。そのために、薬の効果が十分に発揮されなかったり、逆に病状が悪化する場合もあります。
自分の使っている薬について、その名前と効果や働きをしっかり理解しておくこと、それは薬を有効に、また安全に使用するための第一歩です。

3.薬を飲むときの注意は?

薬の形や作用にはいろいろな特徴があります。飲みにくいからと、砕いてしまうと、効果がなくなってしまうことがあります。
また薬袋には、食前服用・食間服用・食後服用などの指示が記されていますが、食事ができないときや飲み忘れたときには、いつ薬を飲めばよいのかなど、質問しておくとよいでしょう。
薬を食後に飲むよう指示されることが多いのは、胃の中に食物がある状態で飲んだほうが胃に対する刺激が少ないと いう理由によるものがー般的です。例えば昼食を取らない方は、その代わりに何か軽いものを食べてから飲む等の工夫をし、適切な間隔を開けて3回という服用 回数を守ることが大切です。

  • 薬の服用は妊娠初期に、特に気を付けなければなりません。
    頻度は少ないですが、薬が胎児の奇形の原因となることがあります。

4.この薬を飲むとどんな副作用があるの?

どんな薬でも、主作用(病気を治す作用)と副作用(病気を治す目的以外の作用)があります。また薬の副作用には、軽いものから、稀ではありますが命にかかわるようなものまでさまざまです。
薬を飲むと、すべての人に副作用がでるわけではありませんが、病気を治すために飲む薬によって、身体に何らかの症状が現れた場合に、その症状は薬の副作用かもしれません。

副作用かなと思ったら、とりあえず薬の使用を止めて、医師や薬剤師に相談してください。
また、仕事などに影響をもたらす場合(例えば眠気やフラツキなど)もありますので、薬をもらうときにお尋ねください。また、過去に薬や食物によるアレルギー歴のある方、妊娠している可能性のある方なども注意が必要となります。このような方は、受診されたとき、医師や薬剤師にその旨を必ず告げることが大切です。

5.他の薬や食物との飲み合わせは?

薬のなかには、他の薬や食べ物との組み合わせによる相互作用で、効果が弱くなったり、逆に強くなり過ぎることがあります。
薬は、何種類かが組み合わされて処方されるのがー般的ですので、医師や薬剤師は薬の「飲み合わせ」に常に注意を 払っています。しかし、2カ所以上の医療機関にかかってそれぞれから薬をもらったとき、病院でもらった薬と薬局で買った風邪薬などをー緒に飲むようなと き、あなたはどうされていますか?
他の診療科や他の病院を受診するときは、飲んでいる薬があれば、その薬の名前を医師や薬剤師に伝えてください。そうすれば薬の相互作用による副作用を防ぐことができます。
また市販薬や食べ物・飲み物との飲み合わせについても、聞いておきましょう。

(公財)豊郷病院 薬剤部 お薬相談室
電話:0749-35-5224