放射線科

 放射線科は放射線(一部放射線以外もあります)を使って画像診断や治療を行う科です。みなさんになじみの深い胸部エックス線写真・胃の検査だけでなく、各科からの依頼を受けて身体のあらゆる部位のエックス線撮影をしています。CT・MRI・骨塩定量検査は近隣の病院・医院さんからの検査も受けています。

 スタッフは医師(医長1名、非常勤放射線医6名)、診療放射線技師(6名)、看護婦(1名)、助手(1名)で構成されています。病院によっては放射線科医の集団を「放射線科」、診療放射線技師の集団を「放射線部」と呼んでいるところもあります。

放射線科でのデジタル化

 放射線科での画像検査のデジタル化は平成27年に完全移行し、今後全ての検査データをPACSサーバで管理されるようになりました。そのため放射線科の検査を終えて各診療科へ戻られる頃には、診察室で検査結果がモニター表示できる状態です。そして今後はPACSサーバもクラウド型へ移行しさらに発展させていきます。

コンピュータ断層撮影(CT)

 CTは平成27年3月より、最新全身用CT装置(80列)が稼働いたしました。新装置は、従来装置に比べより圧迫感が少なくなり開放的になりました。性能につきましても格段の進歩をしており、胸部から骨盤までの撮影時間は10秒弱で、X線線量は3分の1程度になります。必要に応じて3D(立体表示)もできるため動脈瘤や腫瘍等の診断に威力を発揮しています。また、心臓の冠動脈CT検査は、わずか5、6秒の息どめで撮影ができるようになり、患者さんの負担が軽減されました。冠動脈などの3D表示も極めてきれいに処理できます。

核磁気共鳴画像法(MRI)

 MRIは平成22年2月から、最新MRI装置(1.5テスラ)が稼働いたしました。 従来の1.5テスラMRI装置は、狭いトンネルの中で、長時間、工事現場のような激しい騒音に耐えなければいけませんでしたが、当院のMRI装置は、より解放的な空間で、より静かに検査ができる最新装置です。よりリラックスして検査が受けられます。MRIは、磁石と電波を使って体の様々な断面像を撮像するので、放射線による被曝はありません。また、造影剤を使用せずに血管・胆管・膵管の画像を得ることもでき、全身の検査が可能です。

マンモグラフィー

 平成17年5月にマンモグラフィー撮影装置が更新され、乳がん検診も実施しています。

放射線は危険?

 私たち人類は、太古の昔から宇宙線、大地から、そして食物からの自然放射線を1年間に胸部X線撮影時の10枚分以上の被ばくを受けています。病院でのX線検査はあるかもしれない病変の可能性とX線の危険度(リスク)とを比較し、明らかに被ばくの危険性を上回るメリットがあり場合のみ医師は検査をします。また、検査では被ばくをできるだけ少なくするよう努めています。みなさんが検査による被ばくを決して心配することはありません。医療被ばくで問題となるのは、個人としてではなく集団を考えたときです。

2016年9月1日現在