看護部
ごあいさつ
失業者の増加や家族関係の変化など社会の変化に伴って疾病構造も変わりつつあります。誰もがうつ病になる可能性をもっていると言われているほどストレスの多い日々を送っているのが私たち現代人です。人々が孤立化し、人と人との関係が希薄になりつつあるこの時代こそ『看護』が必要な時代と強く認識しています。
大正14年、伊藤長兵衛氏がご自分の娘さんを亡くされた経験からこの豊郷の地に病院が必要と考えられ、寄付によりこの病院が設立されました。その志は、『豊かな郷で心と体の健康を家族のように』と豊郷病院の基本理念にも掲げています。人として人に心から関心を示し、心から心配し、そして専門職としてどうすることが最もよい方法なのかを考えられる、そういう看護師でありたいと願っています。人々の心と体に何が起きているのかありのままをしっかりと見つめる力が私たちには必要となります。そして人々と向き合い、話し合う、この当たり前のことができるような看護師であるように努力していきたいと思います。
看護部の理念
豊郷病院看護部は、病院の理念に基づき 一人ひとりを大切にし、誠意をもって質の高い看護サービスを提供する。
看護部の基本方針
- 「育つ」「育てる」人材教育のできる教育的環境を整える
- 対象者が満足できる看護技術の向上をめざす
- 仲間及び他職種と協働できる向上心ある組織風土を築く
- 地域医療計画に基づき、病院・地域・施設との連携を促進し、切れ目のない看護サービスを提供する。
- コスト意識を高くもち、効率性を考え無駄をなくす
- リスクマネジメントを推進し、医療事故を未然に防ぐ
教育計画
新人臨床研修
2010年度より、新人看護職員研修制度が努力義務化されました。当院では、研修責任者を専従で配置し支援体制を整えています。
約1ヶ月余りの集合研修の後、各部署(一般・療養・手術室)のローテーション研修を行っています。各々の病棟の特殊性を理解し、その病棟でしかできない体験等ができるよう、各部署の教育担当者や実地指導者が中心になってプログラムを組んでいます。
ローテーション研修が終了し、配属部署での研修が進み、病棟の環境にも慣れた頃、2週間の精神科病棟研修を行います。この研修では、対人関係のプロセスと自己洞察を主な目的としています。徹底的に患者の訴えに耳を傾け、その思いを受けとめ、共感することの意味や必要性を学びます。この研修での学びとともに配属部署に戻り、いよいよ本格的に患者を受け持ち、夜勤研修にも入っていきます。
メンタルケアについては、1ヶ月に1回、お菓子とお茶を用意し“ほっと一息”つきながら、久し振りに出会った仲間との語らいができる時間を作っています。ここでは、少し辛いことや苦しいこと、楽しいこと、嬉しかったこと等々、思い思いの自分の気持ちを語り合います。新人たちは、自分の気持ちを表出することの大切さを感じ、明日の看護に活かしています。
新人研修制度が始まって2年目。試行錯誤しながら、これからも少しづつ内容を充実させていきたいと思っています。
セクション紹介
3−2病棟
当病棟は整形外科・眼科・歯科・糖尿病科の患者さまが入院されています。
病棟では、清潔面に力を入れています。入浴は感染予防、気分転換はもとより、硬くなった関節を和らげ痛みの軽減やコミュニケーションを図ることにより精神的ストレスの解消にも役立っています。
看護師の平均年齢は30歳前半とかなり若く、バイタリティあふれる活気のある病棟です。
2010年8月より院内サロン「ひまわり」がスタートしました。入院によって、日常生活動作や認知レベルが共に下がってしまう現状を「ひまわり」を利用しお話をしたり、食事や排泄の自立を促す事により維持・向上をはかり在宅でスムーズに生活できるよう手助けをさせていただいております。
3−3病棟
私たちの病棟は、主に外科、脳外科、泌尿器科疾患の患者さんの入院対応をさせていただいております。手術を受けられる患者さんが多く、不安が少しでも軽減できるようにコミュニケーションをとり、合併症の予防に努めています。一日でも早く退院の日が迎えられるように他の医療スタッフと連携をとり退院に向けての調整をおこなっています。
また、病気や環境の変化により低下した体力や記憶力などを回復してもらえるように、 “サロンひまわり”をオープンしました。患者さんの生活リズムを整え、体力・意欲の回復と維持に取り組んでいます。
コミュニケーションを大切にしながら、日々笑顔で元気に明るく接するように心がけています。
3−4病棟
私たちの3−4病棟は、循環器内科・呼吸器内科・呼吸器外科の急性期混合病棟です。 病床数は55床で、スタッフは看護師・ケアワーカー合わせ総勢34名で患者さんのケアに携わっております。今年4月から新院長を迎え、今まで以上に患者さん方に安心して、治療を受けて頂ける環境づくりを目指して、スタッフ一同で協力し頑張っています。私たちのモットーは、『笑顔』です!
3−5病棟
精神科療養病棟は、日常生活中心の場所となります。継続的な支援のため、精神科一般病棟と連携し、患者さんの思いを大切にして、スタッフ一同患者さんの自立を支援しています。また、精神科作業療法士と連携をとり、生活の質の向上のため、季節感を取り入れた月1回のレクレーション・週1回の喫茶会・生活講座など患者さんが日常生活をイメージし実践できるための支援を行っています。
3−6病棟
3−6病棟は精神科一般病棟です。私たちは、患者さんが入院に至るまでの生活背景を知るために、患者さんやご家族の方の話を「聴く」という姿勢を大切にしています。1日でもより早く社会復帰ができることを願って患者さんやご家族の方々と関わっています。
退院後の生活をイメージしながら、退院後に必要な生活の訓練ができるようにさまざまな工夫をしています。人とのつながりのなかでサポートできる体制を整えるために、地域の専門職や訪問看護ステーションとの連携を強化し、チームで取り組んでいます。
1−3病棟
当病棟は、ベッド数32床の医療型の療養病棟です。療養病棟では、急性期で治療を終え病態の安定した状態の患者様が、リハビリテーションをしたり退院のための準備をしたりしながら在宅復帰を目指されています。
患者様だけでなく、患者様やその家族も含めた看護や介護をめざし日々努力しています。患者様や家族には、患者様の状態を伝えることで、共に喜び共に悩みながら今後の事を一緒に考え困ったことを話し合いながら職員ひとり一人が患者様の家族のような気持ちで対応させて頂いています。
また患者様の日常生活では楽しい時間を少しでも過ごして頂けるように、年に6回ほど季節の行事に合わせたレクレーションを行っております。月に一回は地域の方がボランティアでハーモニカ演奏や季節の工作作り等に来て下さっています。
日常みられない患者様のにこやかな笑顔をみることの出来る時間です。患者様だけでなく家族の方やスタッフも一緒に楽しんでいます。アットホームな雰囲気の病棟です。
手術室・中央材料室
手術室では、各課で手術が必要と判断された患者さまの手術を行っています。
患者さまにとっては大変不安を持たれる部署でもありますので、業務前後の手術物品点検、麻酔器・モニター等の医療機器においては、看護師と臨床工学技士が連携し点検、メンテナンスを充実させ手術が安全、円滑に出来るように努力しています。
また、患者さまの不安や苦痛が少しでも軽減できればと思い、手術室内では音楽を流したり、前日には患者さまの病室を訪問し、手術室での流れの説明や患者さまの状態を把握させていただいています。 中央材料室は、患者さまに安全な医療材料が提供できるように質の保証に気を配っています。私達スタッフ一同、患者さまに安全と安心が提供できるよう日々頑張っています。
外来
患者さまが、安心してスムーズに診察を受けて頂けるよう、また不安なく帰って 頂けるよう、スタッフ全体で取り組んでいます。
患者さまにとって優しい環境つくりを念頭におき、いつも笑顔でスタッフ一同お待ちしています。