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院長ご挨拶

院長
横田 徹

変わりゆく世界の中で変えてはいけないこと

 2022年2月のウクライナ侵攻から、世界は一変しました。災害や感染で命をおとすことは大変残念で悲しいことですが、人が人の命を奪い、地球を破壊して争う事態は、我々医療従事者はもとより、誰もが耐え難い状況です。終わりの見えない不安、哀しみ、無力感に世界中が苛まれているのではないでしょうか。一刻も早く、解決の糸口が見いだされることを願います。このような状況の中、一体、「変わりゆく世界の中で変えてはいけないこと」とは何だろうと、改めて考えさせられました。
 2021年度は、当法人でも新型コロナウイルス感染症の対応に追われた一年でした。職員もワクチン接種による副反応、家族の感染や濃厚接触によって勤務できない状態が繰り返し起こり、そのたびに各部署での対応は大変なものでした。病院の運営面では、感染拡大による消耗品や感染廃棄物の増加に加えて、円安によるエネルギーや物品の価格上昇など、極めて厳しい状況が続いています。
 このような中で、私が変えてはいけないと考えるのは、医療・介護の本質、すなわち人を大切に想う『こころ』です。この本質をなおざりにした議論や方針は、合理性はあっても人の心を豊かにさせず、結局、社会も豊かにはなりません。豊郷病院の基本理念は、『豊かな郷で心と体の健康を 家族のように』です。この理念は、他人よりも家族が大切だと感じる本能を、社会性を持つ人間文化として昇華した桃源郷の構築を目指しています。この理念に基づき、異なる人の個性を認め合い、尊重しながらも、間違ったことは率直に意見できる職場環境を築き、やるべきことを確実に進めながら、温かな医療・介護の提供を行ってまいりたいと考えています。

 今後も、豊郷病院は、この地域の基幹病院として、近隣の施設と連携しながら、地域の高齢化と疾病構造の変化にも対応した、適切な医療・介護体制の構築・改革を推進します。ひき続き、ご指導、ご支援を賜りますよう宜しくお願い申しあげます。